老老介護を考える
ヤフーニュースで「認知症の妻を暴行」というの見て色々思うことがありました。
容疑者の夫は71歳、被害者は68歳ということで、老老介護で介護疲れからの犯行だったのかなと思います。
僕の母も認知症で、父が母に暴力をしていたのを何度も見て、警察に相談しようと何度も思いました。
実際に、ケアマネジャー経由で地域の相談所には相談しました。
父も、母を毎日つきっきりで、起きてから寝かすまで対応していて、トイレやお風呂、食事、薬を飲ますのも毎日やっていたので、母がわめいたとき(認知症によるもの)に暴力をしていました。(過去記事でも書きましたが)
認知症は治るものではないので、父はどう接して良いのかわからず、悩んでいたのかと思います。
ただ、母も認知症になりたくてなっていないので、ただ暴力されていたのは、本当に僕としては可哀想でしかたありませんでした…。
介護疲れによる暴力は、ケアマネジャーや訪問介護の人からは、結局は施設に入ってもらい距離を取るしかない、というものでした。
ここで問題になるのは、施設はかなりお金がかかる、というところで、施設も要介護認定を受けたとしても、それでもお金がかかります。
それもあって、この介護疲れによる暴力問題はなくならないのだと思います。
認知症になった家族につくす人生を送る覚悟がない場合は、
役所などどこかに相談する、ということを、家族としてまずは行動する、ということをもっと知ってほしいと思ってます。
(追い詰められ暴力に、はしってしまう恐れがあるため)
なんとかなる、ということはないので、周りを巻き込んで対応しないとお互いが損をすることになるので、高齢化社会なのでそのような地域社会になることを切に願います。