レビー小体認知症の母親介護日記

レビー小体認知症になった母親介護の日記

しっかりしている母と心配してくれる母

認知症になってから、母は母自身のことを

「私はしっかりしている」

「私はいろいろ考えているんだよ」

と言ってくるようになりました。

 

逆に僕は毎日、「今日何を食べたの?」「お母さん何歳になったの?」と聞いたりしてました。

もちろん間違えたり、忘れたりしてましたが、僕としては、脳を動かすために思い出すことをして貰うのが大事かなと思ったので、質問したり会話したりしてました。

 

母もそれは自覚してはいるけど、母自身事より、僕のことを心配してくれていて、いろいろ言ってくれて、「ハッハッハ、お前太ったね〜」とか「考えているんだよ」と言ってくれました(突然、なにかのツボに入って笑うこともありました)

 

母は、やはり偉大で認知症になってツラいという感情はあったのかは、母は一度も言わなかったけど、子供に対して、そんな病状になっても心配してくれていて嬉しかったのを、今も大切な思い出となっています。

 

認知症になったひとに、思い出せない、忘れてしまう、ということを罵倒する人もいますが、僕は認知症になったことをもちろん責めず、それでも生きて考えてくれた母を偉大だと今も思ってます。

 

この記事を読んでくれた人も、認知症の人に特別扱いはせず、ちょっと忘れがちな人として接してほしいです。その人にとっては特別扱いされるのは嫌だと思いますので。

 

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